お知らせ



日本は全国に30万を優に超える「祭」のある「祭の国」です。

多くの「祭」は、豊作や大漁、子孫繁栄や家内安全などへの祈りであり、感謝であり、それは同時に地域の誇りであり、未来への誓いでもあります。

祭は人と人との出会いを作ります。繋がり、支え合い、補い合って作る祭りは、人間社会に欠くことのできない装置のようなものです。

祭に集う人々の喜びや希望、活力に満ちた生き生きとした姿に触れる時、祭が人間の善なるものを与えてくれていることを実感します。

”祭・MATSURI プロジェクト“は日本人が育んできた祭の文化を通して開かれた文化の国・日本を体感できる象徴的な場を作ります。

国家間、民族間の相互理解が益々重要な課題となっている今、日本は独自の文化的基盤を活かし、世界でも屈指の「開かれた文化の国」として国際社会の中に立ち、貢献していくことが求められています。


“祭・MATSURI プロジェクト”は、“祭”で日本に世界中の文化と交流する「場」をつくる取り組みです。

2025年に「祭・MATSURIトリエンナーレ」をスタートすべく、2023年9月21日、国際平和デーにキックオフとして、「祭・MATSURIフェスティバル」を開催しました。

祭・MATSURI プロジェクトが目指す、国際文化交流のための大規模祭典の目的
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祭・MATSURIフェスティバル2023について

祭・MATSURIフェスティバルの位置付け

日本人にとって「祭」とは、五穀豊穣、疫病退散、大漁祈願、家内安全、子孫繁栄など、古くから地域の人々によって受け継がれてきた「祈り」が形となり、それぞれの風土の中で育まれてきたものです。祭はまた、人々を繋ぐ地域の文化として、長く大切に紡がれてきました。

この祭の「祈り」を新しい形にし、多様な人々がともに集える場を作る「祭・MATSURIプロジェクト」の取組にたくさんの人を巻き込みなら、未来に向かって推進していきたいと考えています。

2025年に「祭・ MATSURIトリエンナーレ」の開催を目指し、そのプレイベントとして、2023年及び2024年の国際平和デーに「祭・ MATSURIフェスティバル」そ開催します。(2023年は開催済み)


祭・MATSURIフェスティバルの構成

多くの祭もそうであるように、「祭・MATSURIフェスティバル」も儀式としての「セレモニー」と、感謝と喜びを体現する賑わいの「フェスティバル」の二つで構成します。

1. セレモニー:平和への祈りを込めて鐘の音を響かせる

ニューヨークの国連本部には、毎年国際平和デー(9月21日)に世界平和を願い鐘打式が行われる「国連平和の鐘」※があります。愛媛県宇和島市には親鐘、大阪万博記念公園にはその姉妹鐘があり、同日同時刻に同じように鐘打式が行われ、平和への祈りを込めて鐘が撞かれます。(2025年には、平和を祈る鐘が五大陸で同時に鐘打されることを目標にしています)

本イベントでは、大阪万博記念公園での鐘打式を「セレモニー」として位置付け、フェスティバル参加者がセレモニーで撞かれる「国連平和の鐘」の音を聴き、共に平和を祈ることから始まります。

祈りの込められた鐘の音は空気を震わせて静かに響きわたり、音を耳にする人々の心に共鳴の輪を広げていきます。

2. フェスティバル:耳を澄まして音を聴く新しい祭を作る

セレモニーで鳴らされた鐘の音は、フェスティバルへと引き繋がれていきます。

このフェスティバルは、耳を澄まして積極的に音を聴く祭。
音とは、誰かの祈りであり、思いであり、他者の存在そのものです。
自分のことは一旦おいて、他者に耳を傾ける……それは相互理解と交流の始めの1歩です。

会場には50本もの竹が立てられました。
その竹を参加者が1本1本を持って静かに揺らすと、先端に付けられた鈴や板などが鳴り響く……。
太鼓の合図に合わせて鳴らされる竹からの音と鐘の響きが共鳴して広がっていく祈りの音楽。
その音に皆で耳を澄ませながら、心も身体も音と一体化していく体験――。

古来より日本人の生活や文化と共にあった竹をシンボルに、シンプルだけど新しい「祭」が始まります。

※「国連平和の鐘」について

「国連平和の鐘」は、1954年に日本国連協会から国連本部に贈られたもので、ニューヨークの国連本部に架けられています。毎年春と9月21日の国際平和デーに合わせ、国連開催時に鐘打式が行われています。

愛媛県宇和島市の中川千代治が、戦争体験を経て「2度と戦争をしてはいけない」と言う強い思いに到達し、その思いを伝えるため、国連にてスピーチの機会を申し出、世界絶対平和を訴えました。その志に賛同した60カ国を超える各国大使から寄贈されたコインとローマ法王から頂いた金貨、千代治自身が所持していた刀剣を鋳造して鐘を作り、国連に寄贈したのが「国連平和の鐘」です。

「国連平和の鐘」は、1970年の大阪万博の際にニューヨークから日本へ里帰りし展示されました。その際にニューヨーク国連本部の留守を守るため作られた姉妹鐘が、今は大阪万博記念公園にあり、9月21日の国連平和デーにはニューヨークで開催される鐘打式と同じく、鐘打式が行われています。


「祭・MATSURIトフェスティバル2023」概要

“平和の祈り”を世界へ 祭・MATSURIフェスティバル in 大阪万博記念公園

開催日:2023年 9月 21日(木) 11時〜16時(予定)

開催場所:大阪万博記念公園 「平和の鐘」エリア及び上の広場

主催:祭・ MATSURI プロジェクト実行委員会 

共催:国連NGO(一社)国連平和の鐘を守る会、(一社)祭研究会


祭・MATSURIプロジェクト実行委員会

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東京都千代田区平河町1-4-5平和第一ビル5階
(一社)祭研究会 内

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